0120-51-3939

ニュース

ヘリオス社との培養上清活用に向けた共同研究契約に基づくマイルストーン達成のお知らせと今後の研究方針について

当法人と株式会社ヘリオス(所在地:東京都千代田区 代表執行役社長CEO:鍵本忠尚)が保有する再生医療等製品の生産に関する技術及びその生産の過程で産出される培養上清の活用を目指した共同研究に関する契約(以下、「本契約」)を締結しています。

このたび、本共同研究の進捗に応じた1回目のマイルストーンを達成しましたのでお知らせします。今後は原材料の製造方法及び製造体制が確立した後、原材料を株式会社ヘリオスから当法人グループの医療機関に供給するための供給契約を締結する予定です。

当法人は、再生医療分野において株式会社ヘリオスとの共同研究を推進し、安全性と治療効果について、国が求める水準の科学的な検証を実施いたします。その上で、幹細胞を用いた治療法の確立、培養上清を活用した化粧品及び医療用製品の製造により、さまざまな疾患領域へ期待される幹細胞治療の可能性を追求してまいります。

■一般社団法人AND medical groupについて
当法人は、全国26拠点(2024年9月末時点)でクリニックを運営する総合医療グループです。2020年に法人設立し、2023年よりAND medical groupブランドとして美容皮膚科・美容外科・形成外科・泌尿器科を展開、また傘下の再生医療等提供機関において、幹細胞を用いた再生医療分野への取り組みも始めています。
当法人は、“「美しくなる」は人間の権利だ。”というビジョンのもと、人それぞれが持っている異なる性格・好み・価値観により、様々な「美」があると考え、性別や年齢・国籍などを問わず、「誰もが自分らしい美を追求できる世界」の実現を目指し、患者様の外見に対する不満やコンプレックスを軽減できるよう、様々な医療サービスを提供しています。

■株式会社ヘリオスについて
再生医療は、世界中の難治性疾患の患者にとって新たな治療法として期待されています。この分野では、製品開発・実用化への取り組みが広がり、将来的には大きな市場となることが見込まれています。ヘリオスは、iPS細胞(人工多能性幹細胞)などを用いた再生医薬品開発のフロントランナーとして、実用化の可能性のあるパイプラインを複数保有するバイオテクノロジー企業です。2011年に設立し、2015年に株式上場(東証グロース:4593)し、再生医薬品の実用化を目指して研究開発を進めています。
体性幹細胞再生医薬品分野では、健康な成人ドナー骨髄由来の多能性成体前駆細胞(MAPC)から成る独自の細胞製品であるMultiStem®を使用した脳梗塞急性期や急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の治験を実施しています。MultiStem® は、強力な抗炎症作用と免疫調節作用を示すことが示されており、さまざまな病態への応用が可能です。後期臨床試験において数百人の患者で試験され、3D培養法で一貫して製造されており、複数の適応症において数百人の患者で安全性と有効性の両方が実証されています。ヘリオスは、脳梗塞急性期、ARDS、外傷に対し、MultiStem® をグローバルに推進してまいります。
iPSC再生医薬品分野では、免疫拒絶のリスクを低減する次世代iPS細胞であるユニバーサルドナーセル(UDC: Universal Donor Cell)を作製し、さらには、遺伝子編集技術により固形がんに対する殺傷能力を強化した次世代NK細胞(eNK®細胞)の開発を進めています。eNK®細胞は、動物モデルにおいて強固な抗腫瘍効果を実証しており、大量生産が可能な3Dバイオリアクターでの製造プロセスを実現しています。これらにより、がん免疫領域をはじめ、眼科領域、肝臓領域などで新規治療薬の開発に取り組んでいます。
https://www.healios.co.jp/

ニュース一覧に戻る